仕事や勉強のため、デスクに投資する人は多いと思います。良いデスク環境は作業を快適にします。
では、デスクライトにちゃんと投資している人はどれだけいるでしょうか。
勝手にレビューシリーズ、今回は私が愛用しているデスクライトのご紹介です。
山田照明
知る人ぞ知る山田照明の「Z-LIGHT」シリーズの一つ、「Z-208LED」という製品をご紹介します。
圧倒的性能
とにかく一度、公式HPの説明・映像を見ていただきたい。
ライトをインテリアとしてでなく、ライトとして使うなら、性能面は譲れません。
身体への投資
長時間座るデスクチェアと一緒で、勉強・作業の際、継続して使用するのがデスクライトです。
紙ベースで学校や資格の勉強をしたり、手元で電子工作や物理的な工作をしたりするには、十分な明るさが必要です。
労働安全衛生規則(いわゆる安衛則)では、作業面の照度として「普通の作業」で150lx(ルクス)以上、「精密な作業」で300lx以上という基準が定められています。
「照度」とは、簡単にいうと「どれだけ明るく照らされているか」を示します。山田照明の「Z-208LED」は40cm直下で300〜3242lxですので、十分すぎるくらいの照度です。
目の疲れや作業ストレスを軽減し身体を大事にできる製品なら、作業環境への投資として十分価値があります。
モノが良いので、少々高くても十分元を取れると判断しました。
好きなところ
- LEDで長寿命
- 線光源とシェードで、広範囲を均一に照らせる
- 機能美的な外見がスタイリッシュ
- アームがヌルヌル動き、前後左右上下に調節可能
- クランプがコンパクトかつ外せる
LEDで長い寿命
LEDの寿命はカタログ値で40,000時間ですので、1日中点けていたとしても40,000/24で約1666日(約4.5年)持ちます。
実際に使用するのは長くても1日平均8時間程度でしょうから、40,000/8で約5,000日(約13.7年)持つことになります。
転職が当たり前となりつつあり、10年後には自分が何の仕事をしているか分からない今の時代、13年間も使い続けられれば十分すぎるくらいだと私は思います。
線光源とシェードで、広範囲を均一に照らせる
線状のLEDライトと光を拡散するシェードによって、広範囲を均一に照らしてくれます。
勉強や作業において「自分の手で影ができて手元が見えない!」みたいなことはありがちではないでしょうか。
このライトは光源が線状なので、右からも左からも照らされ、手元に影ができにくいのです。同時に、影が複数できる「多重影」にもなりにくく、快適な作業環境を作ってくれます。
調光機能も7段階あり、暗すぎず眩しすぎずな適切な光で、勉強や作業をすることができます。
様々なデスクに合うスタイリッシュな外見
無駄の少ない構造で、機能美的な外見をしています。
デスク界隈としては、デスク周りを邪魔しない外見は最重要事項です。
直線的な形状なのでメカメカしいデスク環境にも合わせられますし、シルバー・黒の要素を活かしてインダストリアルなデスク環境にも合わせられるでしょう。
木材が主役の私のデスクにも、良く合っていると思います。
アームがヌルヌル動き、前後左右上下に調節可能
安いデスクライトには、一つの垂直な平面上でしかアームを動かせないものがあります。それでは、作業に合わせ前後左右上下に移動できません。
このライトはクランプ側、中央、ライト側の3箇所に関節があり、クランプ側とライト側の2箇所は回転させることが可能です。
そのため、ライト部分がデスクに平行な状態を維持したまま、前後左右上下に動かすことができます。
作業に合わせてライトを微調整しながら、最適な環境で作業を進めることができます。
クランプがコンパクトかつ外せる
HPやアマゾンを見ているだけでは気づきませんが、実用面を考えるとかなり重要なポイントです。
まず、デスクに固定するためのクランプ側と、ライトおよびアーム側を完全に分離することが可能です。
アームを支えながらクランプを固定…という苦行をする必要がありません。クランプを固定してから、アームを差し込むだけでよいのです。
そして、このクランプ自体がかなりコンパクトです。デスク上にほとんど干渉せず、存在感も薄いです。下位モデル(?)のZ-10RBはカラーバリエーション豊富でおすすめですが、クランプ部分が四角くて、結構ゴツいです。
ここまでくるともはや好みの問題ですが、私はコンパクトなクランプが好きですね。
気になるところ
- カラー展開がシルバーのみ
- アーム関節のボルトが時々緩む
- シェード外からはみ出る光がまぶしい
カラー展開がシルバーのみ
カラー展開がシルバーしかありません。デスク界隈では色の統一が大事ですので、黒や白に統一したい場合、工夫が必要です。 上位モデルのPROでは、ブラックが展開されているので、黒が好みで余裕のある場合はこちらを選んでも良いかもしれません。
私はアーム関節に合わせ、黒一色にしたかったので、マスキングテープで簡易DIYをすることにしました。
アーム関節のボルトが時々緩む
作業のためアームを頻繁に動かしていると、次第にアーム関節のボルトが緩んできます。
ライト自体を直角L字にしようと思っても、への字になっちゃう感じ。
よって、定期的にボルトを締め直す必要があります。2か月に1回くらいの頻度ですし、1分で締め直せるので、作業が負担になることはありません。
六角ナットを締めるためのスパナを探すのが一番時間かかりがちです。
シェード外からはみ出る光がまぶしい
これは全てのデスクライトに共通ですが、光源が視界に入ると眩しいです。
大きく明るい光源だからこそ、下から見上げる角度だとシェードからはみ出た光源が、視界に入りやすいという特徴はあります。
当然ではありますが、直視しないようくれぐれも注意しましょう。
さいごに
デスクは、何らかの作業や営みをするためにあります。
その作業を快適にし、目の疲れや視力低下を避けるためにも、デスクライトは十分価値のある投資対象と言えるでしょう。
「Z-LIGHT」シリーズには、本格的なものからオシャレなものまでバリエーションがあるので、自分に合うモノを見つけられると良いと思います。
もちろん、デスクへの投資も忘れずに。