家族ですら一緒にいると疲れる
1人じゃないと気が休まらない
HSPだけど自分を変えたい
そう思ったことがあるのに、もしいま一人暮らしをしていないなら、良いきっかけになるかもしれません。
なぜなら、「他人と生活する」ことは自分が思う以上に”刺激”になってしまうからです。
この記事では、個人的な体験をもとにした一人暮らしのメリット、部屋探しポイントを解説します。
また、一人暮らしをしようとしても家族に反対されてしまう人もいると思います。家族に納得してもらうためのきっかけづくりについても考えます。
HSPが一人暮らしをすべき理由
なぜHSPにとって、一人暮らしが良いきっかけになると考えるのか。
1人の時間しか気が休まらないHSPは多い
たとえ家族であっても、一緒にいると疲れる。1人の時間が至高。
まるで、誰かといると常に体力ゲージが減っていくように。体力ゲージが回復するのは、1人になれるときだけ。
そんな時は、自分にウソをつかず、1人になるという選択肢もあるはずです。
変わりたいと願う前向きなHSPの第一歩に
一人暮らしをすると、人生が変わります。
経営コンサルタントとして有名な、大前研一さんの言葉をお借りします。
「人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、
『決意を新たにする』ことだ。」
大前研一
人生を変えるには、時間配分、住む場所、つきあう人を変えるしかないということです。
その中でも、最も分かりやすく自分の力で変えやすいのが、「住む場所」だと考えます。
一人暮らし(引越し)をすると全てが変わる
まず、引越しをするわけですから、強制的に住む場所が変わります。
次に、家族との接点が減りますから、付き合う人が変わります。そのほかにも、隣人、スーパーの店員、朝すれ違う人、、、あらゆる人付き合いが変わります。
一人暮らしをすると、1人の時間が圧倒的に増えるわけですから、他人に気を遣う時間が減り、時間配分も変わります。
ゆえに、一人暮らし(引越し)をすると、住む場所、付き合う人、時間配分の全てが変わるのです。
HSPが一人暮らしをするメリット
「人生を変える」というのが、一人暮らしの大きなメリットですが、他にもメリットはあります。
- 一人で休まる時間が増える
- 自分だけの場所を確保できる
- 他人からの刺激を減らせる
- 家族と距離を取れる
- 自分の好きな環境を構築できる
HSPが一人暮らしをする際の留意点
メリットの大きな一人暮らし(引越し)ですが、もちろん留意すべきこともあります。
- 生活リズムが崩れる可能性がある
- 体調不良の時でも一人きり
- 家のことはすべて自己責任
- 金銭的負担が大きい
他人からの目線が無くなるので、自分で自分を律する必要があります。だらけてしまったり、生活リズムが崩れたりする可能性があります。
生活リズムが悪化すると、体調不良を起こしやすくなります。体調が悪くなっても、看病してくれる人がそばにいません。自分で病院に行き、自分で治す必要があります。
掃除洗濯自炊など、自分の身の回りのこと、家のことはすべて自分で対処する必要があります。
新たに一人暮らしをする場合、自分目線でも世帯目線でも、金銭的負担(支出)が増えることになります。自分の力で家賃を払うには、アルバイトや転職など、収入面を気にする必要性が高まります。
留意点への対策
特に金銭面については、気合いでは解決しにくいところです。
ある程度環境の良い一人暮らしをしようとすると、なかなかの金銭的負担が生じます。
妥協案としては、完全な一人暮らしではありませんが、風呂やコミュニティスペースを他の住民と共同利用する、シェアハウス的なサービスから始めるという方法も考えられます。
「シェアハウスにしたら結局知らない人と共同生活じゃないか」と思うかもしれませんが、そういうシェアハウスではありません。個人のプライベート空間は確保しつつ、風呂などの一部分を共同利用するスタイルです。
クロスハウスという月3万円台のサービスや、シェアプレイスというおしゃれ系サービスがあります。
引っ越すきっかけが必要
- 会社員なら転職
- フリーターや学生ならアルバイトや就職
これらをキッカケにすると、家族にも納得してもらいやすいはずです。
つまり、一人暮らしが目的ではなく、仕事のための手段なんだということです。そう説明すれば、家族が応援してくれる可能性も少しは高まるかもしれません。
また、一人暮らしはお金がかかります。反対される理由も金銭面かもしれません。家賃は自分で払うと説明できれば、金銭面の心配もカバーできて一石二鳥です。
理由自体が「人生を変えようとしている」というポジティブな動機なら、否定できる人は少ないはずです。