仕事がうまくいかない、失恋したなど、「自分を変えたい」「人生を変えたい」と思うことは誰しもあるでしょう。
でも、本当に何かを変えたことがあるでしょうか。本当に自分は変われたでしょうか。
本気で自分を変えたいなら、まずは引越しをしてみよう、という提案です。
人間が変わる方法
私は、人間が変わるための1番有効な手段が「引越し」だと考えています。
だから私は「引越し」が好きですし、これからも定期的に引越しをするつもりです。
そもそも本当に変わりたい?
人間だれでも一度くらい「変わりたい」と思うことはあるでしょう。
「仕事がうまくいかない」「誰かに馬鹿にされた」「失恋した」など、理由は人それぞれでしょう。
でも、本当に変わるのは簡単ではありません。
人間は、怠惰な生き物です。現状維持が大好きで、結局いつも通り何も変わらない生活を送ってしまうのです。
変えるべきは、時間配分、住む場所、付き合う人
経営コンサルタントの大前研一さんの名言の一つです。
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
本当に変わりたいと思うなら、どうしても変わりたい理由があるなら、「時間配分」「住む場所」「付き合う人」のいずれかを変えましょう。
まずは「住む場所」を変えるべき
本当に変わりたいと思うなら、まず最初に変えるべきは「住む場所」だと思います。
なぜなら、目に見える変化が一番大きく、自分でコントロールでき、他の変化も促すからです。
「住む場所」と「付き合う人」は目に見える
さきほどの3つ「時間配分」「住む場所」「付き合う人」のうち、「時間配分」は目に見えません。
目に見えないものを変えるのは難しいです。それこそ、「決意を新たにする」だけになりかねません。
一方、「住む場所」「付き合う人」は、目に見える形で変えることができます。
特に「住む場所」は毎日過ごす場所ですから、分かりやすく変えることができます。
「付き合う人」は、毎日会う人もいれば月一回会う人、年一回会う人など様々ですので、「住む場所」に比べると変わったかどうかを評価しづらい側面があります。
「住む場所」と「時間配分」は他人に迷惑をかけない
「付き合う人」を変えるということは、つまり不要な人間関係を断ち、新たな人と出会うということです。自分1人で完結しないので、誰かに迷惑をかけたり、悲しませたりする可能性があります。
一方、「時間配分」と「住む場所」はほとんど自分次第で変えられます。
前項を踏まえると、「住む場所」だけは他人に迷惑をかけずに、しかも目に見える形で変えることができるのです。
だから自分を変えたいなら、まずは「住む場所」を変えるべきなのです。
「住む場所」を変えれば「時間配分」「付き合う人」も変わる
「住む場所」が変わると、「時間配分」が変わります。
たとえば、会社への出勤時間を片道30分短縮できるようになれば、一日往復1時間の時間を捻出できます。その時間を資格勉強や運動などの自己投資に使えば、人生が変わります。
「住む場所」が変わると、「付き合う人」が変わります。
たとえば、近所の人、ご飯を食べに行く店、美容室、病院…など。住む場所が変わるだけで、ありとあらゆる人間関係が変わります。結果として、付き合う友人や職場の同僚も変わるかもしれません。
ゆえに、「住む場所」を変えるだけで、「時間配分」も「付き合う人」も少なからず変わってくるのです。この効果があるのは「住む場所」だけだと思っています。引越し最高!
引越しのメリット
自分を変えられることが、引越しの最大のメリットだと思っていますが、それ以外にもたくさんのメリットがあります。
生活のリセットになる
部屋の中はもちろん、部屋から見える景色も、通勤経路も、あらゆる身の回りの環境が変わります。自分の人生が次のステージに進むようなものです。
こんなに強力なリセット方法は、引越しと転職くらいだと思います。
家賃が浮く
急に現実的な話になりますが、毎月の出費のうち、最も大きいのは家賃でしょう。
食費より、自動車の維持費より、奨学金より…、家賃が一番高いという人がほとんどのはず。
引越しで家賃が下がれば、その分貯蓄したり、デスク周りに投資したりできます。
金銭面からも人生を好転させることにつながるでしょう。
引越しのデメリット
メリットの多い引越しですが、もちろんデメリットもあります。
今までと同じ生活にはならない
引越しをすると環境が大きく変わるので、「今の生活に満足している」という人、変化を求めない人にとっては、むしろデメリットになるでしょう。
ですが、そういう人はそもそもこの記事を読んでいないはず。
変化は、メリットと感じられる人にとってはメリットですし、デメリットだと思う人にとってはデメリット。価値観によるところです。
初期費用がかかる
金銭面でのデメリットとして、一時的な出費増が最も痛いでしょう。
長期的には家賃が下がり固定費が減少するとしても、短期的には引越費用、仲介手数料、敷金・礼金、不用品処分など、出費が必要になります。
これは一度計算してみると良いでしょう。
例えば、月の家賃が1万円減少するとして、2年間そこに住むとした場合、1万円×24ヶ月=24万円の削減となります。
一方、引越しで5万円、仲介手数料5万円、敷金・礼金5万円、不用品処分1万円とすると、合計16万円の出費。この場合、2年間での削減効果は実は24-16=8万円程度です。
※具体的な金額は、その人の生活や居住年数により変化します。
初期投資がかかっても自分を変えることができるなら、引越しは十分価値のある行為だと、私は思います。
引越しを安く済ませる方法
引越しを安く済ませる方法は2つあります。
- お得な物件を選ぶ
- 引越業者の相見積もりをとる
お得な物件は、㎡単価などの観点や、仲介手数料・敷金・礼金を極力抑えられるように選びましょう。
引越し業者の相見積もりは、引越バービィーなどを利用すれば無料で一括取得できます。